〒062-0021 札幌市豊平区月寒西1条10丁目3番30号

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放射線科

当院放射線科は、現在放射線技師2名で業務を行っています。

検査で使用している機器は、一般撮影装置、マルチスライスCT、デジタルX線透視装置、移動型X線撮影装置、超音波エコー装置です。病状や疾患などにあわせて装置や検査方法を使い分け、病気の発見、経過観察に役立てます、病気を早期発見したり、健康状態を把握して病気の予防につなげたりすることが出来ます。

全ての検査において、診断参考レベルに基づき被曝低減に努めております。

放射線科

一般撮影

一般的にレントゲンというとこの一般撮影を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。検診などにも利用されるので比較的わかりやすいと思います。現在では昔のフィルム出しとは違いデジタル化が主流となっており、パソコン上のモニターでレントゲン写真を見ることが出来ます。検診や骨折など活躍する場が多く、簡単で、かつ素早く画像が提供できるので最初の診断に用いられることも多いです。
当院では骨粗鬆症の検査もこちらの一般撮影装置で行っています。

放射線科

CT

CT装置とはコンピューター上で体を輪切りにし、画像として出力する装置です。最近のCTは息を止める時間を短く、検査時間も短時間となっています(当院の息止めは10~15秒程度)。コンピューター処理により、さまざまな角度での断面の作成が可能となっています。当院のCT装置では内臓脂肪測定や肺気腫測定(LAA)も行えます。希望の方は担当医にご相談ください。

余談ですが、CTと比較的似ている装置として当院にはないですが、MRIがあげられます。患者さんの中にはMRIと思われてくる方もいらっしゃいます。CTは放射線を使い、MRIは磁力を使っているのが大きな違いです。検査時間もCT検査は数分、MRIは10分以上かかり音もかなりの騒音で耳栓を使う施設も多いのが大きな特徴です。

放射線科

デジタルエックス線透視装置

透視装置とはリアルタイムに体の中の臓器や骨などの状態を見る検査です。バリウム検査で使われている検査と言えばわかりやすいでしょうか。しかし現在は内視鏡検査(いわゆる胃カメラや大腸カメラ)の普及により、バリウム検査は減っています。造影剤というお薬を飲んだり注射したりして臓器や血管の状態を観察します。骨折や脱臼の治療の際にも使われます。

放射線科

移動型エックス線撮影装置

移動型のレントゲン撮影装置です。ポータブル撮影と言ったりもします。主に病室へ動けない患者さん、状態の悪い患者さんを撮影に行く際に使用しています。

放射線科

超音波エコー装置

エコー検査は妊婦さんの胎児を観察する際に使われているのはご存じの方が多いと思います。エコー検査は観察する場所を変えるとさまざまは検査が出来ます。当院では主に、腹部、心臓、頸動脈、甲状腺、血管などのエコー検査を行っています。検査時間は10~15分程度、痛みも被曝もなく、簡単に行える検査です。

放射線科

よく聞かれる質問をいくつかあげてみました

Q.X線とレントゲンは何が違うんですか?
A.同じものです。
正式にはX線と言いますが、1895年にドイツの物理学者レントゲン博士が見つけたことが由来でレントゲンとも言われています。
Q.放射線って何?
A.放射線の中にX線(レントゲン)が含まれています。放射線の中にはガンマ線、アルファ線、ベータ線などいろいろな種類が含まれます。
Q.レントゲンを浴びても大丈夫なんですか?
Q.レントゲンを先週も受けたんですけど大丈夫なんですか?
Q.レントゲンを浴びたら癌になるって本当ですか?
A.大丈夫です。安心して検査を受けてください。
これらの質問は放射線技師あるあるでして、100万回は聞かれているであろう質問です。当院では毎年放射線実習生を受け入れています。実習初日に、患者さんにこのような質問が来たときはどう答えるか、と課題を出しています。
当院で行われる医療検査で使われているX線は微量なものです。X線検査は診断に有益なものだと考え、安心して検査を受けてください。

その他気になる点、質問等あれば検査の際に放射線技師にお尋ねください。
病状に関しては法律上の問題がありお答えすることは出来ませんが、検査についてはいくらでもご説明いたします。

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